shizaiでパッケージを作っていただいた事例紹介ブログ。
今回は2021年9月に百貨店の新しい取り組みとしてOPENしたメディア型OMOストア「CHOOSEBASE SHIBUYA」を展開するそごう・西武の佐藤さん・金井さんに、CHOOSEBASE SHIBUYAのミッションやパッケージへのこだわりを伺いました。
CHOOSEBASE SHIBUYAについて
CHOOSEBASE SHIBUYAとは?
CHOOSEBASE SHIBUYAのコンセプトは「意味に出会い、意志を買う」であり、生まれたてのブランドと新たなお客さまを商品を通して繋げたいとの設立背景から作られています。
メディア型OMOストアという形はこれまでの百貨店に対する新しいチャレンジであり、今まで扱ってこなかった商品・百貨店に来店しなかった若いお客さまに対して新しい売り方に挑戦する、国内初の取り組みを展開しています。
オープンしてからの反響はどうでしょうか?
百貨店に馴染みがなかった20代のお客さまが数多くご来店いただけるだけでなく、今まで百貨店で扱っていなかった商品を扱うネットワークを作り、売り方自体も新しい挑戦に次々に取り組めているので、百貨店で課題として認識していた部分に対してコンセプト通りの成果が出ていると考えています。
また、CHOOSEBASE SHIBUYAに出展する会社が百貨店にポップアップストアを出したり、逆に百貨店に出展している会社が若い顧客層にリーチするためにCHOOSEBASE SHIBUYAに出展する等、会社全体での相乗効果に繋がっています。
ECでの販売について
これまでの百貨店ではECの売上を拡大することが難しいとの課題がありましたが、CHOOSEBASE SHIBUYAではお客さまから受け入れられていると感じています。
実際にオープン当初の2021/9と比較して現時点(※2022/6)では売上のEC比率が2倍以上と大きく増加しており、Instagramのフォロワーも1.5万人前後まで増える等、チームの努力もあって順調に成長しています。
パッケージについて
shizaiに相談した経緯
百貨店には元々お付き合いのある取引先が多くありましたが、CHOOSEBASE SHIBUYAではこれまでと同じ取引先と進める安心感よりスピード感とオリジナリティを重視し、shizaiさんに依頼しました。
shizaiさんと最初に取り組んだものは配送箱でしたが、CHOOSEBASE SHIBUYAではお客さまの開封体験を重視した配送箱の作成にこだわり、デザイナーさん・shizaiさんと協力して素晴らしい箱ができました。
shizaiに依頼する理由
コミュニケーションのスピード感、仕上がってくるパッケージの質の高さ、ふんわりとしたアイディアに対応する適応力の高さ、の3点がshizaiさんにパッケージの依頼をさせていただいている大きな理由です。
社内ではパッケージの関する知識はそれほど無いので、何だったらできる、何だったらできないのようなことを幅広く提案いただけることで意思決定がしやすく、プロジェクトの進み方が円滑になっていると感じます。
パッケージ作成に当たって難しかった点
CHOOSEBASE SHIBUYAをオープンしてから様々なパッケージを作成していますが、一部には難しいものもありました。
特にギフトラッピングboxは、外部のアートディレクターに依頼して素晴らしいデザインができましたが、実際のパッケージに落とし込むと機能面の調整が必要になり、後からデザインと機能面のバランスに苦悩しました。何とかshizaiさんと共同でテストを繰り返したり補強材を入れたりして解決しましたが、デザインと機能面の両立の難しさは勉強になりました。
今後の方針
2点ありまして、
1つ目として、CHOOSEBASE SHIBUYAの顧客体験をより快適にしていきたいと考えています。アプリの導入等の具体的な施策も進んでおり、CHOOSEBASE SHIBUYAを利用するお客さまにとってより充実された環境を整えるように取り組んでいきます。
2つ目は、CHOOSEBASE SHIBUYAでの取り組みを他店舗に広げていきたいと考えています。CHOOSEBASE SHIBUYAではAIカメラの分析等の新しい取り組みを行っているので、CHOOSEBASE SHIBUYAを広げていくだけでなく、そこで得られたものを百貨店に還元していく形にできれば理想と考えています。