shizaiでパッケージを作っていただいた事例のご紹介。今回は、ギフト・記念品専門店「進物の大進」を運営している株式会社大進本店EC課の宮川様に、サービスやパッケージへのこだわりを伺いました。
進物の大進について
サービスの概要
株式会社大進本店では広島県、山口県内に18店舗を展開している冠婚葬祭のギフト・記念品の専門店「進物の大進」を運営しております。地域密着型のギフト専門店として長く地元の贈答文化を培ってきております。
関連性のあるグループ展開も幅広く、人生の大切な瞬間を記念に残すトータルフォトスタジオ「大進創寫舘」「tetote」を運営する株式会社大進創寫舘や、保育事業、結婚式場など冠婚葬祭にまつわる事業展開をしております。
そんな中、2024年6月「To:U gift mart(トウ ギフトマート)」という新たなギフト専門のECサイトを正式にオープンいたしました。
今回は新しくオープンしたこちらのギフトECサイト「To:U gift mart」で使用する資材の制作をお任せしました。
サービスのターゲットについて
扱う商材がギフトなこともあり、老若男女問わず多くの方に、結婚祝いのお返しや出産祝いなど様々な用途で使っていただいています。
ギフトとは「あなたへ」という想いを伝える手段ですので、日常の何気ないシーンでのカジュアルな活用もあれば、フォーマルな冠婚葬祭のお祝いやお返しもあります。そんな大切な人へ「想いを伝えたい」と思われた方全てにサービスを使ってもらいたいと思っています。
当社をご利用いただいた方が「人と人、心と心の繋がり」が強く結べるよう日々サービス向上に努めております。
ギフトボックス制作の経緯
サイトを作るとき、私たちは一番にお客様のギフトシーンの体験価値の向上を考えました。
その中で、サイト自体はギフトを“贈る方”が見るものですが、そのギフトを“受け取る人”が最初に目にするのはサイトではなく家に届いたボックスであり、そこは絶対にこだわりたいという強い想いがありました。お客様が一生懸命選び抜いたギフトでも普遍的な段ボールに入って届いてしまうと少しがっかりしてしまうのではないか、と感じていたからです。
お客様がお選びになったギフトが実際に渡したい“あなた”へ届いたときの感動を一層彩るためにデザイン性の高いボックスを作り上げ、ギフトが届いた瞬間に「何か素敵なモノが届いた」と思っていただきたいという強い想いで制作に踏み切りました。
shizaiとの取り組みを決めた理由
多くのデザイン制作実績と、細やかなフォローからshizaiさんにお任せすることを決めました。
ボックスのデザインや形状は弊社で決定したのですが、今回shizaiさんには私たちの考えた“理想”を実現するため根気よくお付き合いいただきました。経験に基づいたフォローやアドバイスにより、ボックスデザイン制作の知見の浅い我々でも問題なく思った通りのボックスを制作することができました。
ボックスを作るうえで一番気を使ったのは配色です。ギフトにはいろいろな種類があります。喜びもあれば、悲しみもあります。葬儀の際にいただく香典のお返しなどのことです。いろんな想いが込められたギフトを必要以上に彩りすぎないよう表面のグレーには最大限気を使いました。
そのうえでshizaiさんには何回も色の試行錯誤にお付き合いいただき、複数回にわたるやり取りにも根気よく付き合ってくださったことに特に感謝しています。
今回作成したギフトボックスについて
こだわったポイント
このボックスにはギフト専門店としての私たちの“こだわり”を詰め込んでいます。色については新サイト「To:U Gift mart(トウ ギフトマート)」のカラーであるグレーとイエローを配色しました。全ての世代・性別の方にご利用いただきたいという思いからグレーを表面に用いました。表面については余計な装飾を限りなく削り、色も敢えて抑えめにしています。
先ほども述べたようにギフトには色々な想いが乗ります。お客様がギフトに乗せた想いをそのまま届けられるよう必要以上に華美にせず、シンプルに仕上げております。
ただ、内面に関してはギフトの華やかさを、より表現するためにイエローを用いております。
ただ、こちらも優しいイエローになるように気を使いました。
この内面の材質は、弊社が創業した土地でもあり現在の本社所在地で縁のある広島の素材を使用したい想いがあったため、広島平和記念公園に届く折り鶴を原料に配合した「平和への願い」が込められた素材を使用しています。
また、形状は、開封時のストレスを限りなく0にするために開けやすい形状にすることと、大切なモノが入っている宝箱を思わせる形状にしたいという想いがありましたので、こちらの形状の採用にいたりました。
ギフトボックスを開けたときに最初に目にする上蓋の裏には、A heartfelt gift 「to you」make every day special with a gift.(心からの贈り物をあなたへ、毎日がギフトで特別な日に!)のメッセージを入れております。
新サイトの名前である「To:U」を用いたメッセージでギフトのファーストビューを彩ります。
そしてギフトを取り出し終わったお客様が、最後に目にするボックスの底面には Special gifts for that special person.(大切な人への特別な贈り物)の隠しメッセージをいれギフト体験の最初から最後まで向上させるための細かな工夫をしております。
細かなところにもロゴをあしらっています!
ギフトを贈る方の想いをそのままに、華やかさを演出できるようチームで試行錯誤を繰り返してボックスを完成させました。
多くの方のギフトに、このボックスが使われ皆様に届くことを楽しみにしています。
今後の取り組みについて
ボックスだけでなく、このボックスをより華やかに見せる仕掛けもチーム全体で考えています。
手始めとして、新たにボックスの蓋に貼付するステッカーを弊社チームで制作しました。チームのデザイナーがオリジナルでデザインを制作し3種類のランダムで貼付予定です。
また、ギフトを彩るのはボックスだけではありません。ギフトを手渡しするなら包装紙、渡したい方のところへ持っていくなら手提げ袋と様々な資材が必要となります。わたしたちは時代の変化、流行の移ろいにも敏感に対応できるギフト専門店で在りたいと考えており、それに伴う資材もshizaiさんと開発中です。
現状がゴールではなく、お客様のギフト体験価値の向上に貢献できるよう邁進していく所存です。
「To:U gift mart」https://tou-gift.com/