shizaiでパッケージを作っていただいた事例紹介ブログ。今回は、日本初の日本酒アイスクリーム「SAKEICE」を提供するえだまめのCEOである成田さんに、会社のミッションやパッケージへのこだわりを伺いました。
SAKEICEについて
SAKEICEを始めた経緯について教えていただけますか?
えだまめは冷凍食品開発のコンサルティングを行っている会社で、高い冷凍技術を持っています。その技術力を生かして、訪日外国人向けに何か作れないかと検討した結果、日本酒をアイスにすると美味しいことを発見し、SAKEICEを始めることにしました。
どういう方に人気がありますか?
元々は訪日外国人に実店舗で販売することを想定していましたが、コロナウィルスの蔓延により国内ECにターゲットを変更しました。 今は主にギフト用として、20~30代の女性に人気があります。
酒蔵とのコラボによるエンターテインメントを目指す
ブランドとして大事にしていることは何ですか?
特に大事にしているのは酒蔵さんとのコラボレーションです。月替りで全国の酒蔵さんとコラボしており、色々な酒蔵さんを旅するようなエンタテインメントをユーザーに提供できるブランドを目指したいと考えています。
具体的にどのような体験を提供したいと考えていますか?
酒蔵さんは知り合い伝手で繋がることが多いですが、どこも歴史やストーリーがあって非常に面白いです。
日本酒に詳しくない方に「アイスを通じて酒蔵を知る」という体験を提供できれば嬉しいですし、その為に酒蔵さんの情報の発信、そしてしっかり味の違いを出すことにこだわっています。
SAKEICEが目指したパッケージとは
パッケージのどこを大事にされていますか?
D2Cのブランドはパッケージをコストではなく「ブランディングマテリアル」として捉えることが重要だと考えています。
ECは人による接客が存在しないので、パッケージがブランド体験そのものだと言えるほど顧客の第一印象に強く影響します。SAKEICEとしても、購入体験の重要な要素としてエネルギーを注いでいます。
パッケージのどこにこだわりましたか?
ギフト目的でご購入いただく方が多いので、ギフトボックスをイメージして熨斗のようなデザインで作りました。
実際に、お客様からこのような嬉しい口コミを頂いています。
また、箱の内側に遊び要素として間違い探しを印刷しています。これは店舗での接客の代替として機能してくれています。店舗では接客によってお客様にLINE公式アカウントの登録を勧めることができたのですが、ECではそうはいきません。
楽しみながらSAKEICEのLINEに登録していただけるよう、箱に印刷されたQRコードを読み取ることで、LINEの登録後に間違い探しの答えを知ることができる仕組みにしました。
shizaiとの取り組み
shizaiを選んだ理由は何ですか?
大きかった点は、提案力の高さとコストダウンです。 担当者の方が製造元の仕組みをしっかり把握されており、こちらからの質問に現場の状況を踏まえて「できる」「できない」をご説明いただけたので非常に納得感がありました。また、FSCマークのご提案と印刷可能な工場をご紹介いただき、サステナビリティへの取り組みを伝えられるパッケージになりました。
※FSCマーク:世界の森林保全に貢献するため、適切な森林管理がされていると認証を受けた森林の木材を、適正に管理された工程で加工した商品にだけ付けられるマークです。
SAKEICEの今後について
SAKEICEの今後の展開を教えてください
様々な人に酒蔵さんの魅力を知っていただけるよう、新しいアイスの開発を続けます。また直近ではポップアップストアを活用し、オフラインでSAKEICEのことを知ってからオンラインで購入いただく導線を作っています。
SAKEICEを通じて日本酒を好きになる人が増えると嬉しいので、そのためにもSAKEICEの拡大に注力します。