ウツワ様 ランジェリーブランド

shizaiでパッケージを作っていただいた事例紹介ブログ。今回は、ランジェリーブランドのfeastを展開するウツワのCEOハヤカワ五味さんに、会社のミッションやパッケージへのこだわりを伺いました。

feastについて

feastの創業経緯について教えていただけますか？

創業者である私自身の課題感から生まれました。Aカップなど小さい胸だとお店でワンサイズ上の下着の購入を勧められることも多く、サイズの合いそうなブラジャーがあったとしても結局谷間を作らないと可愛く見えないようなデザインのものばかりでした。

2014年に小胸でも可愛い下着を作成してTwitterにあげたところ1万件以上リツイートされ、多くの人が同じ課題感を持っていることに気付きました。そこで「シンデレラバスト」というワードを提唱し、小さい胸の方でも自分自身の自然な姿に自信を持てるようにfeastを創業しました。

feastのミッション

feastはどのようなミッションで事業を行われているのでしょうか？

feastは「下着を選ぶ楽しさを小胸さんにも」「自分の身体に自信を持つきっかけになってほしい」といった想いでブランドを展開しています。

特に、胸のサイズが小さく下着を選べなかった方や自分の体型に自信がない方でも「下着を選ぶこと」の楽しさを感じていただくために日々取り組んでいます。

商品としては"FEAST ORIGINAL"というオリジナルラインを、盛らなくても最高に可愛いランジェリーを作る、というコンセプトのもと展開しており、過去7年間で多くの方にご利用いただいています。

feastで注力していることは何ですか？

あまり広告費をかけられないので、より多くの方に認知を広げるには口コミやSNSでの拡散が肝になっています。そのため、購入から開封までの一連のユーザー体験を最優先で考えています。

私自身、お洋服などアパレルを購入する楽しみというのは、ただ購入しておしまいではなく、買いに行く前に何を買うかイメージするところから、実際選んでいる過程、届いて開封する体験、クローゼットにしまっておく幸せまでを含むと思っています。そのため、1つ1つの過程でユーザーがどういう気持ちでfeastと接するかを細かくイメージしています。

パッケージへのこだわり

パッケージの何を大事にされていますか？

届いた時に「feastが届いた！」と玄関なりポストなりから、うきうきで部屋に戻る流れを提供できるように、外装箱の時点でfeastの商品だとわかるようなパッケージを意識しています。ただあまりに主張が激しいと恥ずかしいと感じる方もいると思うので、色味や主張は抑えめにしています。

パッケージでこだわった点はどこですか？

印刷の色味とデザインの細やかさです。

色についてはWebにも使用しているキーカラーをベースに、紙に印刷するとどのような質感になるか、実際のカラーチップや複数のサンプルを見比べ、チーム全体で話し合った上で決定しました。

またデザインの細やかさについては、feastのブランドやアイテムのイメージである繊細さを象徴する線が細かく複雑なレースのモチーフのアイコンを再現できるようにこだわりました。

shizaiを選んだ理由は何ですか？

feastの世界観を理解してくれた上で、自発的な提案を頂けた点です。

上記のデザインの細やかさについて、デフォルトの印刷方法だと一つ一つのラインの繊細さをうまく表現できないので、代わりとなる印刷方法をご提案いただきました。また提案の際にコスト感を意識していただいていたのもコミュニケーションがスムーズになるポイントでした。リニューアルを進めたスタッフは印刷について詳しくなかったので、先回りしたサポートを行っていただけて大変ありがたかったです。

feastの今後について

feastの今後の展開を教えてください

「シンデレラバストの方たちが自分のからだを好きになれる下着をお届けする」というミッションに改めて立ち返り、ブランドとしての広さと大きさを追求していきます。

今まではガーリーなデザインのアイテムをメインにしていましたが、今後はそれに加え、シンプルなデザイン、スタイリッシュなデザインのアイテムの取り扱いや、ミッションに共感して下さる方々とのコラボレーションを積極的に行います。

下着というアイテムを通して、女の子たちが、ひいては全ての人が、自分らしくあれる社会を目指していきたいと思います。